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コバの段差
こういうことって、気にする方は気にしますし、気にしない方(私も含めて)はまったく気にしません。



一般的に、ハンドソーンなりグッドイヤーなりウェルテッドと名の付く靴には、ほとんどの場合ボトムフィラーというものが入っています。

これは何かといいますと、構造上インソールとソールの間に空間ができてしまうため、その部分を埋めるための詰め物です。

一般的にコルクを使っています。

そんな構造を理解したうえでこちらをご覧下さい。



コバの部分の写真を撮ったつもりなのですが、ウェルトに対してソールのほうが.05ミリくらい外に出ています。

つまり、コバに段差ができているのです。

ウェルテッドの靴は、履いていれば先にご説明したボトムフィラーが潰れてきて、アールを描いていたソールが少し平らになってそれでウェルトよりも外に出てしまうのです。

構造的に見れば、全く問題ありません。

気になる方は、修理屋さんに持っていけばコバをきれいに削ってくれます。

決してウェルトが縮んでいるわけではありませんのでご心配なく。

知らないとすごく心配になってしまうことですが、理由がわかれば安心することってありますよね。

ご参考にしてください。




お知らせ  

【お知らせ1】
2016年4月ご注文分より、靴の価格を以下の通りに改定させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

旧価格 92,000円(税別)
新価格 94,000円(税別)


【お知らせ2】
#SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(数量限定)。




【お知らせ3】
イベントの予定が決まりました。

.ぅ戰鵐函Rifare大阪店 4月9日(土)〜10日(日) 
9日(土)の閉店後には、ラスティングとウェルティングの実演をします。
営業時間中は、恒例の計測会&オーダー会を開催します。
大阪近郊にお住いの方、ぜひこの機会にシューリパブリックの靴をお試しください。

▲ぅ戰鵐函Rifare恵比寿店 4月16日(土)〜17日(日)
恒例の計測会&オーダー会を開催します。
埼玉の工房へお越しいただくのが難しい方は、ぜひこの機会に恵比寿でお会いしましょう。



シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

シューリパブリックのウェブサイトはこちら

今週末のスケジュールはこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。








 
| こぼれ話 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ウェルトのメンテナンス
ネットで調べてみると、ウェルテッドの靴のメンテナンスでオールソール交換ができるとか、永く履くことができるというようなことは書いてありますが、ウェルトそのもののメンテナンスに関してはあまり書いてないように思います。

時々お客様からお問い合わせもありますので、ちょっと書いてみることにします。



私が履いているハンドソーンウェルテッドの靴です。



そして、このソールの周辺の上側の部分でステッチがかかっているのがウェルトです。

このウェルトは、革には間違いありませんが、ヌメ革という素材でできているためにクロムなめしのアッパーの革とはちょっと性質が異なりますので、一般的な靴クリームを塗っているから大丈夫というわけではありません。

ヌメ革の特徴として、使っていると少しずつ脂分が抜けていって最終的にはパサパサになってきます。

でも、それを簡単に補えるような市販の薬品は、実際のところ私が知っている限りではありません。

なので、経年変化によって劣化するのを極力防ぐために、あらかじめロウ分や樹脂成分の多いインクを塗っておいて、多少なりともコートして保護するというのが良いのではないかと思っています。


野球をやっていた方なら、グローブにミンクオイルを塗って保護したという経験もあるかもしれませんね。

基本的にはヌメ革に対する保護はそういった方法でもOKなのですが、靴のウェルトの場合はメンテナンスの時にインクを塗ることがあり、ミンクオイルを塗ったがためにインクが乗らなくなってしまうというリスクがあるので注意が必要です。

ミンクオイル自体は、定期的に塗ってあげるのであればヌメ革に対して良い効果を及ぼすものだと思います(塗りすぎはダメです)。


とはいうものの、ウェルトがそこまで傷んでしまうのは、全く何もしない状態で、さらにひどい条件下で履いた場合で、5年とか7年とか、まぁ言ってみれば結構な時間がかかります。

なので、そんなに神経質になる必要はありません。

私個人的には、ウェルトも消耗品と考えていますので、必要であれば交換するという手段もアリだと思います。

もし修理でお預かりした場合に、必要であればウェルトの交換もご案内させていただきます。





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| こぼれ話 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
HSW & GYW
時々お客様から・・・、

「ハンドソーンウェルテッドの靴とグッドイヤーウェルテッドの靴の見分け方について教えてください。」

と言われることがあります。

ちょうど同じラストで1足はハンドソーンで、1足はグッドイヤーで作ったものがありますので、まずはご覧になってみてください。





ネイビーのブーツは、私たちのサンプル靴だということをご存知な方なら、ネイビーの方がハンドソーンだとお分かりになるかもしれませんが、

いきなりこれを見せられてお分かりになる方はいらっしゃいますでしょうか?


違う角度から。





結論から申しますと、靴をパッと見せられて判断する方法としては、無理やりウェルトを押し開いてウェルティングの糸を見るのが確実だと思います。

ちなみに、このグッドイヤーの靴のインソールの厚さは4.3ミリ、ハンドソーンの靴のインソールは7ミリ弱のモノを使っています。

基本的にグッドイヤーの靴は薄いインソール+6ミリのボトムフィラーという仕様で、ハンドソーンの靴は厚いインソール+薄いボトムフィラーという構図になります。

インソールもボトムフィラーも厚いと、諸々の事情で具合が良くないので、どちらかが薄くなります。

ということは、同じラストを使っているという前提で、つま先のつり込み部分を見たときにトゥパフ(つま先の芯)の厚さ込みであれば、その靴のインソールは厚いのか薄いのかがわかって、結果手として製法の判断材料になるということになります。

でも、現実的にはやっぱりウェルティングの糸を見るのが確実ということになりますね。


グッドイヤーでもハンドソーンでもコバの削り方のラインは、作り手のセンスで決まります。





良いか悪いかはここではちょっと置いておいて、この2足に関してはどちらも最終のコバの仕上げで私が削っています。


私が思うに、同じラストを使ったという前提で、ハンドソーンの靴とグッドイヤーの靴の最も大きな違いは、履き始めの結構早い時点で足に馴染んでくるのがハンドソーン、馴染むまで比較的時間がかかるのがグッドイヤーではないでしょうか。

屈曲の柔らかさに関しても、比べればハンドソーンの方が柔らかいと感じています。


ただ、どちらの製法にも得手不得手という性格の部分がありまして、結局は作業効率のおかげで比較的早く安く提供されるグッドイヤーと、

ハンドメイドのメリットを生かして1足ずつより丁寧な作り込まれる優しい履き心地のハンドソーンというところは、

いつになっても変わらないことだと思います。

いわゆるベクトルの方向性の違いってやつですね。

どちらも素晴らしい製法です。






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| こぼれ話 | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
革靴の成長の話
この話に関しては、今までも何度か書いていますが、正しく理解していただきたいと思い、ちょっとくどいのですがまた書かせていただきます。

革靴は、履き込んで馴染んで、その繰り返しで靴自体が成長して履きやすくなります。

履き始めの頃にはどこか当たるところや、ちょっときつく感じるところなどがありものの、革が少しずつ馴染んで柔らかくなってくるにしたがって、しっかりと足の癖を覚えてくれたかのようになっていきます。

このことを、私たちは靴が成長すると呼んでいます。


インソールは、比較的厚い牛革を使っていて、これが履き込んで馴染んでいくうちに足の形に沈んでいきます。

そうすると、靴の容積はわずかながら大きくなります。

アッパーの革も、牛革です。

履き始めの頃はいくら足に合わせたと言っても、どこかで足を押さえなくてはいけないわけですから、必ずどこかしらが足に当たります。

でも、これは牛革の特徴なのですが、当たっている部分は時間をかけて柔らかくなります。

なので、時々ある折れジワが当たるとか指先が当たるというケースは、靴が成長すればほとんどの場合解消します。

靴が成長するまでは、約6か月〜1年を見込んでいます。

10年以上履いていただけるようにしっかりと作っているので、成長するのにも時間がかかるのです。

折れジワを、指先が当たるのを1年も我慢できない・・・!

その通りですね。

その場合には、対応策をお伝えいたしますので、ご連絡ください。

1年が2週間くらいに短縮することもあります。

でも、長い目で見ると、足の当たる部分にばんそうこうを貼って、痛くならないようにするのが最も良いのですけどね。


靴の成長過程においては、最初は調子よかったのに数か月くらい経ってからどこかが当たることもあります。

それも、やはり靴が馴染むころには、ほとんどの場合で解消します。



既製品と、足に合わせたオーダーメイドでは、そもそものスタート位置が違っていて、

オーダーメイドは履く方の足に合わせて靴が成長した時にベストな状態になるように作っていますが、

既製品の場合は、あくまでも不特定多数がターゲットですので、結局靴が足に合うまで成長できないということも起こりうるのです。

履く方にフィットするように作ることが、オーダーメイド靴の目的のひとつですから。



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| こぼれ話 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
麻糸
ハンドソーンウェルテッドやグッドイヤーウェルテッドで靴を作る際には、この麻糸は必需品になります。



麻糸と言っても、じつはいくつかの種類があるようで、リネン、ラミー、ジュート、ケナフ、そしてヘンプというものがあります。

その中で、これはラミー(とラベルに書いてあります)のようです。

ラミー麻糸は、天然植物繊維の中で最高の強度をもっているそうで、ウェルティングに使う糸として、もしくはだし縫いに使う糸として適しているということになります。

基本的にウェルティングの際には、写真の9本撚りのものを使うのに対して、だし縫いでは使う方の好みもありますが5本撚りとか6本撚りを使うことが多いようです。


ですが、いくら麻糸が丈夫だからと言って、絶対に切れないわけではなく、むしろウェルテッドの靴においては、ある設定値を超えたら切れてほしいという存在になります。

というのも、以前から何度か書いておりますとおり、靴を履いていてウェルトやソールを思いっきり何かにぶつけてしまって、もしくは何かに引っかかってしまって、糸よりも先にインソールの裏側にあるリブが避けてしまったら、修理ができなくなってしまいます。

そういった理由からも、丈夫であってなおかつ必要に応じて切れることも必要となります。


ハンドソーンウェルテッドの靴においては、基本的に麻糸が切れないように松脂ブレンドのワックスを塗り込んでいますが、靴の扱い方によっては切れてしまうこともあります。

経験上、湿気が残った状態で履くとか、常に湿気があるところに保管していると、糸が弱ってしまうようです。

靴をいつも良い状態で履いていただけるよう、靴は湿気のこもるようなところには保管しないようにお気を付けください。



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| こぼれ話 | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ラストと靴の関係のつづき
前回は、ラストの形状に関して、ラスト自体は結構シャープなのに出来上がった靴は思いのほかポッテリとしてしまうという話を書きました。

今日はその続きです。



今回は、靴を横から見てみます。

写真の靴は、私たちシューリパブリックのSREというラストを使って作ったものです。

そのSREというラストは、こんなシルエットのモノです。



思ったよりも、ラストって薄いのです。

つま先なんて、実際の足の厚さとほぼ同じくらいですし、甲の立ち上がりの部分はと言うと・・・、



こんなに薄くなっています。

これは、実際の足よりもさらに薄くなっています。

靴の内側は、実際の足の大きさよりも少し小さくなるように作られていて、靴を履いた時に全体的に少しだけ締めつけられるようになっています。

足の表面は柔らかいので、全く足の大きさそのままの靴では、靴の中で足が動いてしまいます。


そこで考えていただきたいのがシューツリーのこと。

上の写真で私がこんなに薄いですよと言わんばかりに手で持っている部分、これが親指の付け根からジョイントの部分辺りになります。

以前から頻繁に書いております通り、私たちシューリパブリックの靴はこの部分を極力薄くしています。

大きな折れジワを防ぐことと、足をしっかりとホールドするのが目的です。

でも、もし靴よりも厚いシューツリーを無理やりに突っ込んでしまったら、靴はシューツリーの力に負けて広がってしまいます。

せっかく快適に履けるようにギリギリの数値で作った靴の意味がなくなってしまいます。

どうか皆さん、シューツリーを選ぶときにはこの部分の厚さを十分に確認してください。

どれくらいかわからない場合は、あなたの足の母指球の部分の厚さくらいだと思ってください。

シューツリーが合わないのであれば、木ヤスリで削ってしまうという手段もOKです。



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| こぼれ話 | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ラスト(木型)と靴の関係
靴の仕事をしている方以外で、ラスト(木型)を見たことのある方は結構少ないかもしれませんね。



写真の左側が右側の靴を作った時のラストです。



違う角度から。

靴のアッパーは、表の革と裏の革(ライニング)で作られているので、ラストよりも少し大きくなって、ほんの少しだけポッテリする程度だろうと考えていると、かなり激しく予想を裏切られます。



じつは、かなりシャープなラストで靴を作っても、出来上がる靴は思っていた以上にポッテリになっています。

逆に言えば、靴を先に見たらラストってこんなに細かったのかということになります。

トリッカーズのカントリーブーツのラストを初めて見たとき、なんて細いラストなんだろう!ってびっくりしました。

私たちシューリパブリックの靴では、表の革の厚さが1.5ミリくらい、トゥパフ(つま先の芯)の厚さが2ミリくらい、そしてライニングの厚さが1.3ミリくらい、合計で5ミリ弱、つって叩いて約4ミリくらいの厚さになっていると思います。

これがラストの周りにつり込まれて靴の形を作るわけですから、そりゃラストと比べたらかなりポッテリのつま先になります。

例えるなら、アルパカの毛を刈ったら意外に細かったのね・・・というようなものでしょうか。

いや、ちょっと違いますねぇ。



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| こぼれ話 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ミシンで縫う
一般的に、靴のアッパーを縫うときにはミシンを使います。

それも、家庭用のミシンではなく、いわゆる工業用のミシンです。

イメージとしては、ジーパン屋さんで裾を縫ってもらうときのあのミシンに似たヤツですが、縫うものが布ではなく革なので仕様が若干異なります。


さて、そんなミシンですが、靴のクロージング(ミシンをかける作業のこと)は結構簡単そうで実はかなり難しい作業なのです。

というのも、革は一度針を刺して穴が空いたら穴をふさぐことができないため、失敗ができません。

また、靴の履き口やパーツを縫い合わせるようなときには、どこを縫うのか完全に目見当になります。

さらには、飾りステッチなどの場合においては、とりあえずスティッチマーカーペンで縫うラインを書いておきますが、2本並べて縫時の2本目はこちらも目見当になります。



こちらの写真は、ラインの上を1本塗った後に2本目を並べて縫っているところです。

こんな状態で縫うわけですから、慣れないうちは線の上すらちゃんと縫うことができなかったりします。

ガイドも何もなく、ミシンの運転は完全に運転手任せになるのです。



こちらが、2本並べて縫ったパーツです。

こういうのもモタモタ縫っていたら時間ばかりかかってしまうので、結構なスピードで縫っています。



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| こぼれ話 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
靴専用ツール
靴を作るときに使う工具は、ほとんどが専用のもので代用がききません。

たとえば、ハンマー。



こちらが靴専用のモノです。

パッと見ても、ちょっと特殊な形状だということがわかります。



ちなみに、こちらが私が普段DIYで使っている木工用のハンマーです。



こうして比べてみても、かなり違いますね。



靴用のハンマーは、つり込んだアッパーの革を叩くことも多いので、叩く面は鏡のようになっていて少し凸の形状です。



対する木工用のハンマーは、クギを打つことが目的ですので叩く面の一方は平らで、



もう一方の面は、クギを打ち込むためにやや凸になっています。

書いていて全く違いすぎるので、比較するのもどうだろうかと思うってしまうほどです。

とりあえずは、違うということがお分かりいただけたと思います。



それから、靴用のハンマーの面は、少し角度がついています。

こうなっていることで、つり込んだアッパーの革を叩くときに作業がしやすくなります。

ところで、ハンマーのヘッドの叩く面ではない側のこの流線型の部分は、何のためにあるのでしょうか?

これはシャンクを添わせるためにあるというようなことを言う方もいらっしゃいますが、100年以上昔の工具の資料を見てみると、この流線型の部分はあるもののその形状はいくつかあって、中にはとても何かを叩くようなものとは思えないものもあり、シャンクを叩く説はちょっと違うように思います。

私の推測では、ヘッドのバランスを保つためとヘッドの重さを維持するためではないかと思います。

詳しい方、教えてください。


そして、もうひとつの専用工具の代表がラスティングピンサーです。



プライヤー(右側の工具)と比べてみても、全く違うものです。


私が靴の学校に通っていたころに、家に帰ってからも靴を作りたいと思ってラスティングピンサーを探し回りましたが売っていなくて、何かで代用できるのではと思って試行錯誤したのに、結局は専用のピンサーじゃないと使えないという結末でした。

専用の工具ですので、当然に流通量は限られているわけですから、価格は高いし新製品がどんどん出てくるわけでもありません。

ちょっと近所のホームセンターで買えないのも困りものです。


工具がこんな感じですので、靴の機械はもっと厄介なことになっています。

なので、機械の部品や工具は多めにストックしていますし、壊れても仕事に差し支えないようにしっかりと修理ができるようにしています。


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| こぼれ話 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
靴ベラを使う理由
靴を履くときには、靴ベラを使うのが正しい履き方だと言われています。

でもねぇ、仕事でお客様のお宅にお邪魔して、帰りがけに玄関先でモタモタしているのもどうかと思いますし・・・

というのが、日本では一般的なのではないでしょうか?

どうして靴を履くときに靴ベラを使うのかと言いますと・・・、



靴ベラを使わないとこんな状態になります。

つまり、



この部分ですね、靴のトップラインが傷んでしまうのです。

ここが傷むとどうなるかと言いますと、トップラインを縫っている糸が切れてしまったり、カカトの芯が潰れてしまったり、もしくは履き方によっては履き口が伸びてしまって足をしっかりと押さえられなくなってしまいます。

なので、靴になるべく負担をかけないように靴ベラを使うのです。



私、実はほとんど短靴を履かず、普段はブーツばかりです。

ブーツの場合はどうすればよいかと言いますと、



ブーツはこんな感じになって履き口を痛めることはないため、基本的には靴ベラは不要です。

使って悪いことはありませんので、より丁寧に履きたい方はぜひお使いください。

それから、靴を履くときに靴ベラがないからと言って指を靴ベラの代わりにして履く方がいらっしゃいますが、足に合ったサイズの靴の場合、指くらいの厚みがあるとやはり靴に対して負担がかかりやすくなるので、お勧めはできません。

スニーカーのような作りと違って、革靴は履き口は伸びないようになっていますから、無理して足を入れようとするとそれなりに負担になってしまいます。

意外と知られていないことですので、ぜひ知っておいてください。


ちなみに、私は短靴を履かないのに普段からこんな靴ベラを持ち歩いています。



絶対履かないわけではないので、もしかしたら役に立つ時もあることでしょう。

先日、某公共放送の番組を見ていて、レポーターの男性がしゃべりながら家から外に出るというシーンがあって、しゃべることが優先で靴はサンダルを履くようにして履いていました。

公共放送でもそんな感じなので、まだまだ国民レベルでは靴ベラを使うのは最先端の方なのでしょう。

そこで私からちょっとした提案です。

もし、お客様のお宅に上がるようなお仕事をされている方が、帰りがけに靴を履く時には、ポケットからさっそうと靴ベラを出して、しっかりと靴ベラを使って靴を履き、ちゃんとヒモを締めて靴を履いてみてください。

その間約10秒ほどでしょうけれど、その動作が意識の高いお客様に対しては印象に残るはずです。

時代の流れを考えたときに、ちゃんと靴ベラを使って靴を履き、しっかりとヒモを締めるという動作は、今よりももっと洗練された時代には当たり前のこととなっているはずです。

つまり、今からやっていれば先取り(きわめて基本的で当たり前のことではありますが)になるのです。

残念ながら、まだ当たり前のことがちゃんとできていない世の中なので、当たり前のことを当たり前にちゃんとやることが良い印象を与えるのですから、やって損はないことだと思います。

私も、もし短靴だったらやりますよ。

その10秒でちょっとしたことを話して、さらにお客様の印象にのこればなお良しですね。


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