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モンキーブーツの製作 その4

モンキーブーツの製作過程をご覧いただいているこの企画ですが、次はインソールの加工に進みます。

インソールとは靴の内側にあるモノで、足が乗る部分です。

多くの靴はテキソンと呼ばれるボール紙のようなモノを使っていますが、しっかりと作られた靴は革を使うのです。

そして、インソールこそ靴の要と言われるほど大切なパーツであり、この良し悪しで靴の良し悪しも決まってしまうのです。


また、このインソールは製法によっても厚さや素材が変わってきます。

シューリパブリックの靴のようなハンドソーンウェルテッドにおいては、その構造上の問題からそこそこ厚いものが使われます。

今回使ったものは、だいたい6.5ミリほど。

非常に厚い部類に入ります。


ちなみに、グッドイヤーウェルテッドの靴で使っているインソールの厚さは一般的に3ミリ。

これはその構造上の理由でこの厚さになっています。

厚ければよいというものではありませんが、その構造上の特徴にあわせてチューンしたものであれば、インソールを厚くしててそれに合った良い靴を作ることもできます。


また、革には部分ごとに名称があり、言い換えればそれはクオリティでもあり、使い方として適しているか否かということにもつながってきます。

日本では一般的にインソールはショルダー(と呼ばれる肩の周辺の部分の革)を使うことが多いのです。

理由は、繊維が粗いためにウェルトをかけるときにかけやすいこと、価格的な問題、その他諸々です。

ですがシューリパブリックでは、イギリスで私に靴つくりを教えてくださった先輩のコトバ「インソールは最も良い部分を使いなさい。」を守り、ベンズを使っています。

ベンズは、価格は高く、確かに作業性を考えると硬くて扱いにくいですが、目が詰まっていて耐久性もあり、長きに亘って使い続けることを考えると絶対に必要な素材です。


前置きが長くなりましたが、インソールをラストに打ち付けるまでの工程です。

まずは、インソールの形に裁断します。

特に写真は撮っていませんが、表面はサンドペーパーで削ってあります。

目的は、履いていて足が靴の中で滑らないため、吸湿性を上げるためです。

今回は、ちょっと思い切って#60のかなり粗いサンドペーパーを使ってみました。



そしてそれを水の中に浸けます。



結構な泡が出ていますね。

革のインソールが水を含んでいるためです。

この際に、あまりにも長く浸けすぎると、革のなめした成分が染み出してしまうので、適度な時間で水から出します。

そして、水分を抜くために新聞紙の上へ。



この作業は、新聞紙の上でなくてもかまいません。

たとえば、網の上においてもOKです。

要は、表面がやや渇き気味になれば良いのです。


表面が少し乾いたら、ラストに打ち付けます。



これは、ラストの形にインソールを馴染ませるためです。

そして、これらのクギを倒します。



これらの工程には、全て意味があるのです。

こうしてインソールの打ち付けが完成です。



シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

シューリパブリックのホームページはこちら

| モンキーブーツを作ろう | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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