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久々のサンプル靴製作の巻
決して忘れていたわけではなく、むしろかなり気にしていたのですが、お客様の靴の製作を優先していたら、4ヶ月もほったらかしにしてしまいました。

さて、続きを進めます。

このサンプルのブーツは黄緑色の革で作る予定でしたが、あるお客様からその革を使いたいというご要望があって、お譲りすることにしました。

それで、ではどの革で作ろうかと考えた結果、コチラにしました。



黒の控えめなシュリンクと、こげ茶のスウェードです。



黒のシュリンクはこんな感じの革で、ちょっと1足分には足りない半端なモノでした。

そして、こげ茶のスウェードは・・・



キメが細かくてなかなか上品な感じの仕上がりのモノです。

黒のシュリンクとこげ茶のスウェードのコンビとなると、ちょっと上級者向きと思いきや、じつはコレは結構使い勝手が良さそうな靴になる・・・ハズです。

黒のシュリンクに黒のスウェードも良さそうだったのですが、それならスムースの黒を使ったほうが格好良いように思います。

そちらのバージョンは、また時間があるときに作ってみることにして、

今回は茶系の服にも合わせやすい靴というコンセプトの下に、ウェルトもソールもこげ茶にして、黒とこげ茶のバランスがだいたい半々になるように考えています。


さっそくクリッキングです。



カッターナイフを使ってのクリッキングは、刃を研ぐ必要がないのでとっても合理的です。

イギリスで使っていたクリッキングナイフとちょっと持ち方が違いますが、目的をちゃんと果たせれば基本的には何でもOK。

このあとライニングも裁断して、スカイヴィングを終え、パーフォレーションの穴を開けて、ミシンをかけて、あっという間に完成です。



色のバランスは、だいたい予定通りです。

黒とこげ茶のコンビは、思っていた以上に良いかもしれません。

靴が何足か揃ったら、こんなちょっと遊び心があるモノも良いと思います。

オープンカーはゆっくり走っても楽しいのと同じで、こんなちょっとおもしろい靴は履いているだけでとっても楽しいものです。



お知らせ: 来年4月から消費税率のアップが予定されていますが、消費税率を判断するための基準となるタイミングは商品の受け渡しの時とされています。
シューリパブリックでは製作期間を考慮して2014年1月以降のご注文に関しては新税率を見込んだ新価格とさせていただきます。
ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。



シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

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| サンプル製作 2013 フルブローグ作ります | 22:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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