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新ラストSREでサンプル作成(その2)
前回のアップから2か月近くも経ってしまいました。

今回は、何足かまとめてサンプル靴を作っていますので、その作業によって違う靴が登場することもあります。

前回はパターンが完成し、今回はクリッキングをします。

クリッキングとは、革を裁断する作業のこと。

イギリスではクリッキングナイフという専用ツールを使って裁断をしましたが、その代用品として勧められたのがカッターナイフです。



私もカッターナイフでクリッキングをします。

日本の職人さんたちは、革専用の包丁を使って裁断をすることが多いです。

それに対抗するわけでもなく、あくまで自分のやりやすい方法として、私はカッターナイフを使っています。

それで慣れてしまうと、なかなか変えるのって難しいですよね。

ちなみに、私が思うカッターナイフのメリットは、何と言っても刃の切れ味が落ちたときにポキポキと折ればまた切れるようになるという作業性の良さです。

写真でもわかると思いますが、私は黒刃を使っていて、これは建物の内装を仕上げるクロス屋さんが使うモノだそうです。

焼きが入っている刃なので、切れ味は素晴らしいのですが使い方が粗いとすぐに刃がこぼれてしまいます。

特に、硬い革を切るときには刃先がこぼれがちです。

しょっちゅうポキポキと折っていて、1足分をクリッキングするのに数回折ります。

切れ味が落ちると気分が良くないのです。

刃物はスーッと切れなくちゃ。




クリッキングをする際に、もう一つ大切なことがあります。

それは、革のどの部分にどちら向きにそのパーツを裁断するのかということ。

これを型入れと言います。

革は、ほぼ牛の体そのままの形をしていますので、脇腹とお尻と首の近くでは、革質が全く違います。

靴のパーツのうち、つま先や見える部分にはお尻などの繊維が整ったきれいな部分を使い、ベロなどは脇腹に近いところや首に近い部分を使います。

脇腹やわきの下など、革が柔らかすぎて伸びてしまう部分はもったいないですが使いません。

さらに、革には伸び方向と言って、こちら方向には伸びやすく、こちら方向には伸びにくいという性質があります。

靴は必ずつま先⇔カカト方向に革が伸びないように型入れをすることになっています。

その伸び方向も、革の場所で全く異なりますので、間違わないように丁寧に型入れをします。


うんちくが長くて本当に申し訳ありません。

革のクリッキングはそれくらい深い作業なのです。

そのほかにも、革を少しでも無駄にしないようにパーツ同士をぎりぎりまで近づけて裁断します。

パーツ同士の組み合わせをインターロックと言います。


そうしてクリッキングが終わったものです。



まだ表の革しか終わっていないので、次はライニングのクリッキングです。



コチラがライニングの革。

比較的厚い素上げの牛の革です。

続きはまた次回。



お知らせ

10月3日(土)と4日(日)は、神戸三宮のSUNさんにてイベントを開催します。

お客様の足を計測して足の特徴などをお伝えしたり、どうして既製品の靴を履くとこの部分が痛くなってしまうのかということなどを、計測データを見ながらお話しさせていただきます。

また、ここだけの話ですが、この2日間だけは埼玉の工房でご注文いただく価格にかなり近いプライスで、シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴をご注文いただけます。

サンプルの靴も、新入荷のサンプルの革も持っていきます。

関西方面にお住いの方、中国四国、そして九州方面にお住いの方、ぜひ三宮のSUNさんへお越しください。

両日とも13時オープンです。



シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

シューリパブリックのウェブサイトはこちら

今週末のスケジュールはこちら











 
| SREでサンプル作成 | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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