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イギリスの伝統は伊達じゃない
先日のRifareさんのイベントでは、本当にたくさんのお客様とお会いして、そしてお話しすることができました。

少しお話しすると、やっぱりみなさん靴には関心をお持ちのようで、

「じゃ、これはどうなっていますか?」とか、

「これはどうしてそうなっているのですか?」

といった具合に、作りの部分の質問が多かったように思います。


その中でも、私が日々当たり前に作っていながら、ご質問を受けて「そうだった!」と改めて実感した部分がいくつかありました。

それは・・・、



この部分、tab(タブ)と言いますが、この位置はどのようにして決まるのかというご質問でした。

確かに、いい加減に決めてしまうと靴を作る度に違うものになってしまいます。

じつは、このtabの位置は私が習った手法では立体のラストを平面に変換したのちに、ある計算方法によって導き出されます。

おそらくこのやり方はイギリス独特の手法のようで、イギリスの学校に行っていたころにもらった(もしくは買った)テキストには、若干の違いはあるもののどれにも計算で求めるやり方が書いてありました。

その計算式は、イギリスの長い歴史の中から生まれたもののはずで、先人たちが試行錯誤したのちに定着したものだと考えられます。

確かにこの方法でパターンを作ると、このtabの位置はサイズが変わってもウィズが変わっても、しっかりと正確な位置に落ち着きます。

さらに言えば・・・、



この履き口の高さや、



ストレートキャップの位置も、実は計算式で出しています。

つまり、様々な革による素材的な違いを除けば、理論上は常に理想的なパターンが作れるということになります。

ただし、それで終わりにするわけにはいかず、先に書いたような素材的な理由による微調整や、履く方の足の事情による微調整は少なからず必要になるわけで、それらに対応するためには経験や知識が必要になってきます。


クルマの世界でも似たようなことが言えるのですが、イギリスのモノってイマイチ信用できない部分があるかと思いきや、実は彼らが本気でやっているものは、かなりのハイスペックなものが出来上がっています。

マクラーレンやロータスなどが最たる例です。

イギリスは、過去の国と見くびることなかれ。

イギリスは、私たちが思っている以上に骨格が太く、そして歴史をうまく活用したアヴァンギャルドな国なのです。




シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。

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